仮想通貨の出口戦略を考える

こんにちは、アウディです。

5月は、仮想通貨が大幅に値上がりしました! 後半では若干暴落もありましたが、現在の所 1BTC=2300ドル、1ETH=230ドル程度で取引されています。 正確には計算していませんが、これにより私の資産は4500万円〜5000万円程度になりました。

私の資産が4000万円を突破したのが、先月の10日ごろだったので、それから一ヶ月経たずして500万円以上も資産が増えたことになります。 仮想通貨の爆発力はすごいですね。 このまま行けば (大暴落がなければ) 、年内には資産5000万円が達成されそうです。

今後も仮想通貨の価格は上がり続けるのでしょうか? 当面は上がり続けると思いますが、どこかに限界があると思っています。 今日は、私の持っている ビットコイン・イーサリアム を売るべきタイミングを考えてみます。

今後予想される価格上昇要因

ユーザー数の増加

日本国内では、今年に入ってビットフライヤーがテレビCMを放映したり、ニュースで取り上げられるなどして、ビットコインの知名度がかなり上がってきました。 イーサリアムに関してはまだ聞いたことがない人が多いように思います。

仮に、1億人がとりあえず1万円分のビットコインを持ったとしても1兆円になります。 知名度の上昇により、とりあえずビットコインを買ってみる人が増えれば、価格の上昇が見込めます。

このように、一般に参加者が増えるとネットワークの価値が増えるのですが、 それによる価値上昇は Metcalfeの法則 として知られています。

使える店の増加

ビットコインでの支払いに対応するのは、技術的に容易かつ低コストであるため、ビットコイン支払い対応店舗はどんどん増えていくと思われます。

所有したビットコインに含み益が出ている場合、売却して円に変えて使うよりも、そのまま支払いに使ったほうが 節税(脱税)になるので、ビットコインで支払うインセンティブが生じます。

Lightning Networkへの期待

現在、ビットコインでの支払いを完了するには10分以上の待ち時間がかかります。 なので、店頭での利用は現実的ではありません。 しかし、先日ビットコインへのSegwitの導入が決まりました。 スケジュール的には8月1日ごろになるようです。 なので、年内にはLightning Networkによる高速な支払いが店頭でも使えるようになると予想します。

ただし、実際にBitcoinが支払いに使われるようになると、支払いを受けた店舗側が速攻でビットコインを 売却することになるので、短期的にはBitcoin価格の下落要因になりえます。

仮想通貨ETFの登場

仮想通貨のETFが証券取引所に上場された場合、金融機関や機関投資家がポートフォリオに組み込むことができるようになります。 ビットコインの価格は、株式や債券の価格との相関が薄いので、ポートフォリオに組み込む価値はありそうです。

この種の需要は潜在的に非常に大きいと考えられます。 現在、金の時価総額は1000兆円程度のオーダーですが、これは金にそれだけの使いみちがあるというよりも、資産の保存手段として使われることによるものです。 なので、ビットコインも資産の保存手段としてポートフォリオに組み込まれるようになれば、その時価総額は現在の4兆円から数百兆円になる余地があると考えられます。

ファンドにビットコインを組み込むと、短期的には高いリターンが見込めるので、多くのファンドマネージャには魅力的でしょう。 そうして、「買うからあがる、あがるから買う」 状態になります。

現在でも既に、ビットコイン・インベストメント・トラスト(GBTC)という投資信託があるらしいです。

今後予想される価格の下落要因

仮想通貨一般の価格下落要因

通貨ペッグの仮想通貨

私が最も危惧しているのは、信頼できる組織による、既存通貨にペッグした仮想通貨 (ブロックチェーンで管理された通貨) が出てくることです。

米ドルに(ほぼ)ペッグされた仮想通貨として Tether というものが知られています。 (単位はUSDT) これはビットコインのように自由にアドレスを作って送受信ができると同時に、1USDTを1USDに交換できることを保証したものです。 ただしこの保証は、Tetherを運営している会社が与えているに過ぎず、会社が破綻したら1USDTの価値が0になるのではないかという不安が残ります。

日本の三菱東京UFJ銀行が作ろうとしているMUFGコインもやろうとしていることは同じです。 ただし、こちらの方がはるかに保障主体の信用力が高いと考えられます。 三菱東京UFJ銀行の発行する通貨を信用するリスクは、預金を預けるリスクと同等です。

さらに一部の国では、中央銀行が、仮想通貨の形でお金を発行しようとしてるようです。 この場合、その信用力は既存の通貨と全く同じになります。

さて、問題はこのように非常に信用力が高い組織が、既存通貨にペッグする仮想通貨を出してきた時に、 ビットコインやイーサリアムなどで支払いをしたり、財産を蓄えたりする動機付けはあるのだろうかということです。

支払いのユースケース

仮想通貨のメリットとして、旅行者が支払うときに使うと便利という話があります。 例えば中国人が日本に旅行に来て支払いをしたい時に仮想通貨は便利そうです。

この時、ビットコインとMUFGコインのどちらが使いやすいでしょうか? ビットコインをもともと持っていて、含み益が出ていればビットコインを使うかもしれません。 しかし、そうでなければMUFGコインのほうが価値変動が少ない分良いと考えられます。

アセットとしてのユースケース

MUFGコインは、アセットとしては三菱東京UFJ銀行に金利0で預金するのと同じことです。 これは、Bitcoinをアセットに組み込むこととは意味が異なります。 Bitcoinは発行枚数が決まっているので、普通の通貨のように中央銀行がかってに発行することはありません。

要するに、ゴールドか預金かというのと同じことです。 これらはそれぞれ長所・短所があるので、 全てが預金(MUFGコイン)で済むということは無いと思われます。

MUFGコインは使いやすいものになるのか?

MUFGコインは、もしかしたら、ビットコインのような匿名性・利便性を持ったものにならないかもしれません。 「アドレスを生成するのにはマイナンバーが必要です」 みたいな。 マネーロンダリング防止などの名目で、面倒な本人確認をしないと使えない代物になるとすると、 ビットコインの対抗馬には成り得ないでしょう。

神話の崩壊

冷静に考えて、ビットコインの支払い手段としての優位性は特に無いです。 今は、キャピタルゲインがでるので、ビットコインを使う動機付けがありますが、 それがなくなれば、逆回転が始まるかもしれません。 つまり、 「さがるから売る、売るからさがる」。

ビットコインの価格下落要因

他の仮想通貨に負ける

仮想通貨の価値は、その機能とともに、コアの開発メンバーの能力に左右されます。 現在、ビットコインコアのメンバーと中国のマイナーの一部が仲が悪いことが知られていますが、 ビットコインコアの開発メンバーが、どこかの時点でぶちきれて、 ライトコインやイーサリアムに大挙して移ってしまうということも考えられます。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、結論は

  • ビットコインETFのようなものが出てきて、価格を押し上げるのを待ちたい
  • ビットコインを決済に使う意味はあまりないので、長期的な価格上昇要因とはならない

ということで、ETF認可の状況とその需要を見守りたいと思います。 その目処がついた時が売りどきであると考えられます。

なので、 今はまだ持っとけ! ですね。

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