余剰資金の投資先を考える (2017年5月)

現在、余剰資金が5万ドルほどあるので、それを運用したいと思っています。

運用先としてどんなものがあるのかとりとめもなく列挙してみます。 まったくまとまりが無い、チラ裏エントリです笑。

非アメリカ株

最近、 PersonalCapital というサービスを使っています。 これは簡単にいうと日本の MoneyForward のようなサービスで、金融機関や証券会社の口座情報を取得して、 自分の資産状況を可視化してくれます。

MoneyForwardは、家計簿的な、支出の管理をメインにしたサービスです。 一方の PersonalCapital は、資産運用に焦点を当てていて、 ポートフォリオの診断や、自分のポートフォリオの運用成績を算出したりしてくれます。

前置きが長くなりましたが、この Personal Capital に診断してもらった所、 “International Stock” が少ないよ指摘されました。 これはアメリカのサービスなので要するに、非アメリカ株が足りないようです。

その分析によると、"International Stock" を組み入れることで、 期待リターンをあまり変えずに、リスクを抑えることができるらしいです。

具体的にはどんな金融商品を買えばよいのでしょうか? アメリカで買えるETFは以下のページに一覧があります: List of American exchange-traded funds - Wikipedia

これを見ると、

  • Broad ex-US ETF: アメリカを除く世界全体に投資するもの
  • Regional ex-US ETF: アジア・ヨーロッパなどの地域に投資するもの
  • Country ETF: 特定の国に投資するもの

にわけられるようですね。

とりあえず、広い地域に漠然と投資するのは避けたいです。 なぜなら、世界には日本のように成長性が低く、株主を重視しない文化の株式市場もあるので、そういうところには投資したくないからです。 実際、 VT (Vanguard Total World Stock) の利回りは S&P500 を下回ります。

だとすると、Country ETFが良いのでしょうか。

例えば、フィリピンは人口動態的にはボーナス期で、一見よさそうですが、私なら投資しません。 なぜなら、フィリピンからグローバル競争できる企業が生まれるようには思えないからです。 正直フィリピン人で “優秀な人材” になりそうな人をほとんど見たことがありません。 フィリピンが経済成長しても、フィリピン企業が育たない限りはフィリピンの株式市場には反映されないのです。

やはり、現代は人材の時代なので、多くの国から優秀な人材を集められる国が経済的に勝利します。 それでいうとドイツがいいかもしれません。ドイツはEUの中心として、多くの移民を集めています。 私の知り合い(日本人)にも、ドイツで働いている人がいますね。 ちなみにフランスは反資本主義の風潮が強すぎて、ダメだと思います。

結局候補としては、 ドイツ、ブラジル、香港、シンガポール、ロシア、インド あたりでしょうか。 もう少し調査が必要ですね。

アメリカ株

個別株は、主にIT系の株を買っています。 なぜなら自分の知識で理解できるからです。 製薬会社・航空会社・食品外社等は、各企業の競争優位性がよくわからないので、個別株では買いません。 よくわからない分野に関しては、インデックスETFで分散投資するようにしています。

いまのところ欲しい株・ETFは

  • S&P500的な指数のインデックスETF
  • Berkshire Hathaway
  • アルファベット
  • 金融株

という感じです。

インデックスETF

基本は S&P500 のETFだと思うのですが、他にも Value/Growth, Small/Mid/Large などの バリエーションがあって何が良いのかよく分かりません。。。 今のような、景気拡大・金利上昇局面でおすすめなのはどれでしょうか?

Berkshire Hathaway

バークシャーのいいところは、彼らの投資対象が私の理解できない企業であることです。なので、私の投資と相補的になります。 私が主に投資対象となるIT企業を選定し、バークシャーが非IT企業から選定して投資するイメージです。 ウォーレンバフェットはIT企業が理解できないらしいですが、私が代わりに理解するので大丈夫です笑。

List of assets owned by Berkshire Hathaway - Wikipedia

バークシャーの過去の成績は、S&P500よりも良いことが知られています。 現在のPBRは1.4程度で、悪くない水準です。 ちなみにPBRが1.2を切ると、バークシャーが自社株買いを行います。

Price Ratios and Valuation for Berkshire Hathaway Inc A (BRK.A) from Morningstar.com

アルファベット (グーグル)

アルファベットの時価総額は現在70兆円程度です。 PERは32倍程度ですが、依然として成長力が高いので、特に割高だとは思いません。 広告事業の成長性を考えれば、妥当です。

私がアルファベットを買いたい理由は、自動運転事業のもたらす利益が まだ株価にほとんど反映されていないからです。 現在の株価の大半は、広告関連事業とその成長で説明出来てしまいます。

私の知る限り、2020年頃までにはアルファベットは自動運転サービスを開始します。技術的に可能です。 アルファベットより先に、自動運転サービスを提供できる会社は恐らく無いと思います。

自動運転技術は、既存の車の追加機能ではなく、サービス(ロボットタクシー)として提供するほうが優れていると考えられます。 ロボットタクシーは、車の台数が多いほど効率的に運用できるので寡占が進み、最終的にのこるプレーヤはせいぜい3社くらいでしょう。 今の調子で普通にやっていればアルファベットはこの3社のなかに含まれるはずです。

自動車に関する支出 (自動車の購入、メンテナンス代、保険代、駐車場代) は非常に大きいので、 それを置き換えたサービスで、顧客一人あたり、年数万円の利益を出すのは簡単です。 アメリカだけでも1億人、世界に10億人以上いるので、数兆円の利益が見込めることになります。

このようなことが、誰の目にも明らかになる2020年頃には、グーグルの株価は今の倍以上の 2000ドルを越えるでしょう。

でも、既に結構な額を持っているので、これ以上買い増す必要があるのかはわからないです…

金融株

金利が上昇すると、金融機関の手数料収入が得やすくなり、業績が改善しやすいらしいです。 今の所、PERが低くてお買い得感があり、多くのアナリストが推奨しています。

金融の個別株はよくわからないので、ETFを買ってみるかもしれません:

  • Financial Select Sector SPDR (XLF)
  • iShares Dow Jones US Financial (IYF)
  • SPDR S&P Bank ETF (KBE)
  • SPDR S&P Regional Banking ETF (KRE)
  • Vanguard Financials (VFH)

債券

今のような金利上昇局面では、明らかに長期債券は買うべきではありません。

短期的には、給与所得から定期的に資金が追加できるので、 短期債券を買う必要性も薄いです。

Alternatives

前述の PersonalCapital の分析によると、私はオルタナティブへの投資を増やすべきとのことです。 具体的には、金、コモディティ、不動産などです。

これらの資産は、株式と負の相関があるので、リスクを抑えるように働くらしいです。 本当に負の相関があるのかな?

しかし、仮想通貨をたくさん持っているので、追加で金やコモディティ買う必要はあまり感じないです。

不動産は、人口の増減や都市開発の影響を考えなければ、単なる長期債券と解釈できます。 なので、金利上昇局面ではやや不利な投資であると言えます。

その他

世の中には定期的に “新しい投資のネタ” が現れます。 これはその新しさ故に、過去のデータからうまく価格やリターンを決定できません。 しかしその分、限られたデータから正しく判断することができれば並外れたリターンを得ることが出来ます。

最近ではビットコインがその典型でしょう。

容易に類推できる、過去のデータが存在しないので、過去のデータをどれだけ抽象的に捉え直し、 役に立てることができるのか、抽象化力・思考力が問われます。

この先、そのようなネタがあるでしょうか?

仮想通貨

引き続き、仮想通貨(ビットコイン&アルトコイン)は面白い投資のネタでありつけることでしょう。

日本財政破綻

現在、日銀は金利操作を行い、10年もの国債の利率を0%付近に固定しています。 これは金融抑圧と呼ばれるもので、第二次大戦後の英国で行われたことがよく知られています。

当時との大きな違いは、外貨建て資産への資産逃避が非常に容易だということです。 しかし、日本の金融資産の大半は、金融・ITリテラシーの乏しい高齢者が保持しているのでそのような逃避は起きづらいのかもしれません。

この先、ズルズルインフレ・円安になるとは思うのですが、それで大儲けする方法はまだわかっていません。

AIバブル

これは、ITバブルのAI版のようなものです。 ITバブルの記憶が濃いうちは起きないかな?